どのスポーツでも全身持久力（いわゆるスタミナ）は体力要素の基礎の部分となり、有酸素性能力はもちろん、無酸素性能力の向上にも関わる重要な要素です。エネルギー供給は有酸素的および無酸素的にバランスを取りながら行われるので、トレーニングで持久力を向上させることにより、高い強度の運動を継続的に行うことができるようになります。また、日常生活では、歩いたり、自転車を漕いだり、階段を上り下りしたりと、持久力が必要な場面が多々あります。例えば電車に乗り遅れないように階段を駆け上がったり、信号を渡るためにダッシュしたりした時に息が切れたという経験は多くの方がされていると思います。持久力が向上することにより、体が疲れにくくなるという効果も期待できます。