スポーツ庁の「Sport in Life」プロジェクトでは、習慣的な運動がもたらす効果として、身体的・精神的な健康向上が強調されています。定期的な運動は、心身の健康に幅広い恩恵をもたらします。
運動は筋力や柔軟性を向上させるだけでなく、血液循環を促進し、新陳代謝を活発にします。これにより、生活習慣病の予防や改善に役立ち、さらに体の疲労を減らす効果も期待できます。
軽度な運動でも、脳の神経を活性化させ、ストレスの軽減や睡眠の質向上に寄与します。ウォーキングのような運動は、リフレッシュ効果があり、仕事や日常生活での疲労を軽減する助けとなります。

平成28年にスポーツ庁が実施した調査では、運動・スポーツのストレス解消効果について「大いに感じる」「まあ感じる」と回答した人が男女・年代問わず90～95％にのぼります。さらに、週1日以上運動をしている人は、週1日未満の人よりも、「大いに感じる」と答えた人が約20％も多いという調査結果が出ています。

また、「毎日の生活が充実しているか」という質問項目では、男女・年代を問わず、毎日の生活が「充実している」と答えた人の割合は、週1回未満の人よりも、週1回以上の運動・スポーツを実施ている人の方が1.5倍も多いです。
日常生活に適度な運動を取り入れることは個人にとっても社会にとっても必要ですね。